【遅延発生】プロジェクトリカバリー策検討方法について
プロジェクトを進めていると、計画通りに進まないことは珍しくありません。
「進捗率80％」と報告されても、実際にはテスト工程が未着手で、実質50％しか終わっていない――そんな現場も少なくないでしょう。
こうした遅延に直面したときに重要なのは、原因を正しく把握し、全員で共通認識を持ちながらリカバリー策を検討することです。
PMOはその中心となり、現場の声を拾い、WBSやガントチャートを用いた現状把握から、規模の再確認、スケジュール調整、挽回策の実行までをリードします。
この記事では、プロジェクト遅延からのリカバリー策を現場目線で整理し、すぐに使える実践的な手順を紹介します。
【基礎編】『WBS作成意図を正しく理解しよう』
WBSとは？現場での役割
WBS（Work Breakdown Structure）は、プロジェクトを成功に導くための「作業分解図」。
単なるタスクの羅列ではなく、成果物を起点に分解し、抜け漏れを防ぐ設計図です。
👉 抜け漏れ防止・進捗の見える化・責任分担の明確化に直結します
