【遅延発生】プロジェクトリカバリー策検討方法について
- 石山

- 2021年1月18日
- 読了時間: 4分
更新日:2025年10月5日
プロジェクトを進めていると、計画通りに進まないことは珍しくありません。
「進捗率80%」と報告されても、実際にはテスト工程が未着手で、実質50%しか終わっていない。そんな現場も多いのではないでしょうか。
こうした遅延に直面したとき、どのようにリカバリー策を検討し、現場で実行するか がPMOの重要な役割です。
この記事では、現場で実際に使われているリカバリー策の検討方法を、6つのステップで整理しました。

目次
1.|リカバリーとは
2.|PMOの役割
3.|まとめ
プロジェクトリカバリー策検討方法について
1.|リカバリーとは
プロジェクト計画のスコープ、品質、スケジュール、コストを大幅に見直すことが避けられないような重大な問題を抱えた問題プロジェクトに介入して、プロジェクトを正常な状態に戻す活動を指します。
昨今のプロジェクトでは短期開発が求められることが多くなり、問題事項の対応が遅れると、遅延に陥ることが多々あります。
2.|PMOの役割
遅れている原因を正確に把握するために、ヒアリングします。根本原因を探すために、聞き役に徹します。その上で対策を取ります。昨今ではプロジェクト開発期間が短すぎるので、早めの対処が必要です。
①WBSとガントチャートを使い現状を把握する
現状把握するために、WBSとガントチャートを確認します。現時点の問題点と、今後予想される問題点も併せて確認し、対策を検討します。
②全体規模を再度見直す
WBSを使用して機能追加項目、機能削除項目、指摘後修正項目を全て反映し、全体規模を再確認します。どの項目で時間が必要なのかを正確に把握します。
③スケジュールに落とし込む
WBSに開始日と終了日を記載して、スケジュールがどう変更するかを確認して、何日遅れかを明確化し、挽回策を検討します。
(例)挽回策
・残業・休日出勤
昨今では残業規制があるので、範囲内で対応することを検討します。
・スケジュールを延ばす
どの程度スケジュールを延ばせば対応可能なのかを確認します。
・別プロジェクトから応援要員追加
応援メンバーに何を依頼するかを検討します。全体スケジュール管理や単純作業を依頼することもあります。
・作業時間を確保する
打ち合わせが多く作業時間を確保できない場合は、打ち合わせを減らし作業時間を確保します。
・環境作り
不明点があれば即確認できる環境を作ることも大切です。関係者をすぐ近くに集めることも大切です。
④問題点を再度見直す
上記の対応でもリカバリできない場合は、問題点を再度見直し、別途対策します。
認識齟齬は即確認、コミュニケーションを上手く取りながら確認します。
単純な指摘修正が多い場合は、事前に認識合わせをして最後にまとめて修正します。
⑤どう対応するかを検討する
プロジェクトメンバー全員を集めて打ち合わせを実施します。
新たな発見があり、効率化に繋がる提案が出てくる可能性もあります。
⑥結果を見て改善されたかを確認して、結果が出るまで繰り返す
進捗をリアルタイムに確認して、結果が出ていない場合は④から再度見直します。
3.|まとめ
原因を分析して正しい対策をとれば、問題点は解決することが可能です。注意すべきなのは、全員とコミュニケーションをとり共通認識を持ち、少しでも負担を減らす工夫をすることだと思います。
現場で即使える実例を動画で解説
この記事で紹介したリカバリー策は、実際の現場でどう活かされているのか。
下記の動画では、PMO導入から運用・改善までのプロセスを、現場で即使える実例
とともに解説しています。
「記事で概要を理解 → 動画で実例を確認」という流れで、より実践的に学んでいただけます。
【17分総集編】PMO導入成功の秘訣|3フェーズ(導入・運用・再生)を徹底解説
👉 導入から運用・再生までの全体像を、17分で理解できる総集編
PMO導入成功の秘訣 #3【完結】運用フェーズの失敗回避と改善事例
👉 運用で起こりがちな課題と失敗回避のポイントを、実例ベースで解説
【実例解説】PMO導入を成功させる7つのポイント|成果直結のプロセス改善と定着
👉 成果につながる改善プロセスを、具体的な事例とともに紹介
【PMO導入成功の秘訣 #1】導入の第一歩:考え方と準備|現場で成果を出すための実務ポイント
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