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崩壊寸前プロジェクトの見分け方|炎上する前に現れる危険信号とは

  • 10 時間前
  • 読了時間: 7分

「まだ炎上していません。」そう言われることがあります。

しかし実際に現場へ入ると、すでに崩壊寸前だった案件は少なくありません。


納期はまだ来ていない。品質問題も表面化していない。

顧客から大きなクレームも出ていない。


それでも現場を見ると、危険信号が大量に出ています。

私たちは、そうした案件を数多く見てきました。


その経験から言えることがあります。炎上案件は突然起きません。

崩壊寸前の状態には必ず前兆があります。


今回はプロジェクトが崩壊する前に現れる危険信号についてお話しします。


崩壊寸前プロジェクトとは


崩壊寸前のプロジェクトとは、納期が遅れている案件ではありません。

本当に危険なのは、問題が見えなくなっている案件です。


例えば、

  • 進捗報告は順調

  • 課題も少ない

  • 会議も予定通り

  • リスクも上がっていない


一見すると正常です。しかし実際には、現場は疲弊し、問題が共有されず、

報告が止まっています。これが崩壊寸前の状態です。



危険信号① 報告が減る


多くの人は勘違いしています。課題が減ったから良くなった。

問題が出なくなったから順調だ。


そうではありません。崩壊寸前の案件では、報告そのものが減ります。

言っても無駄。今さら言えない。怒られる。


そうした空気が生まれるからです。そして問題は水面下で成長します。


▶ 誰も本当のことを言わない案件 9/12公開

問題は見えている。 リスクも見えている。 でも誰も言わない。



▶ 再生請負人の流儀#2 炎上案件は突然起きない

納期遅延や品質問題は、 ある日突然発生したように見えます。 しかし実際には、 その前から必ず何らかのサインが現れています。


危険信号② PMが決めない


プロジェクトを止めるのは問題ではありません。決断できない状態です。

崩壊寸前の案件では、こうした言葉が増えます。

  • 検討します

  • 確認します

  • 持ち帰ります


決断が先送りされるたびに、リスクは増加します。

現場も動けなくなります。そして気付いた時には取り返しがつかなくなっています。


▶ PMが決めない案件  9/13公開

「検討します」 「確認します」 「持ち帰ります」 その言葉が増えた時、 プロジェクトは止まり始めます。


▶ 決断できない組織は炎上する

炎上案件の多くは、 問題が多いから炎上するのではありません。 決断できないから炎上するのです。


▶ 責任者が決断できない会社

炎上案件を見ると、責任者が決断できない場面によく出会います。 しかし、それは責任者に能力がないからではありません。


危険信号③ ベンダー同士が責任論を始める


危険なのは技術問題ではありません。責任論です。

  • 仕様が悪い

  • 他社が悪い

  • 元々聞いていない


こうした言葉が増え始めた時、既に組織が機能不全になっています。

問題解決ではなく、責任回避が目的になっているからです。


▶ ベンダー責任者を3回呼び出したことがあります 9/11公開

「仕様のせいです」 「他社の問題です」 「対応中です」 その言葉を聞くたびに、プロジェクトは少しずつ壊れていきます。

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危険信号④ 会議だけ増える


炎上寸前の案件では、会議が急激に増えます。しかし改善しません。

なぜなら、決断していないからです。


会議は問題解決の手段です。目的ではありません。

会議が増えるほど進まなくなった時、危険信号だと思った方が良いです。


▶ 会議を増やしても解決しない

レビューを増やしても解決しない。管理表を増やしても解決しない。本当に見るべきなのは問題ではありません。


▶ 問題が分かっていても解決できない会社

問題が見えていないから失敗する。 そう考えている人は少なくありません。


危険信号⑤ 進捗が見えない


進捗管理をしている案件ほど危険な場合があります。管理している。報告している。WBSもある。

しかし実態が分からない。これは非常に危険です。


見えていない問題は改善できません。崩壊寸前の案件ほど、

進捗報告と実態がずれていきます。


▶ 日程厳守案件 9/19公開

遅延したら不具合。 言い訳は通用しない。 だからPMOの仕事は、 遅延理由を説明することじゃない。


▶ 更新されないWBSの末路 8/23公開

更新されないWBS。 本当に危険です。 進捗が見えない。 遅延に気づけない。


▶ 可視化しない進捗は炎上 8/22公開

進捗は順調です。 本当にそうでしょうか。 何が終わったのか。 何が遅れているのか。


▶ WBSの落とし穴


更新されないWBS。本当に危険です。進捗が見えない。遅延に気づけない。課題も見えなくなる。

崩壊寸前の案件ほど、WBSは存在していても機能していません。プロジェクトを守るのはWBSそのものではなく、更新され続けるWBSです。


危険信号⑥ 現場の疲弊が進む


終電。休日対応。属人化。キーパーソン依存。

こうした状態が続くと、やがて組織は機能しなくなります。


炎上案件を何とか支えているのは、仕組みではなく人になっています。

その人が倒れた瞬間、プロジェクトも崩壊します。


▶ 終電生活、1年半 9/17公開

毎日、終電。 休日も頭の中は案件のこと。


危険信号⑦ 問題よりも空気を優先する


これは最も危険です。

  • 言いにくい

  • 角が立つ

  • 今はやめよう

そうやって問題を先送りする。


しかし、問題は消えません。むしろ大きくなります。

空気を守っても、プロジェクトは守れません。


▶ 正論を言ったら契約終了になった話 9/15公開

「このままでは失敗します」 そう伝えたことがあります。


▶ 理解してないなら発言するな 9/16公開

強い言葉に聞こえるかもしれません。 でも、理解していない発言はチームを混乱させます。


▶ 再建は孤独な仕事

炎上案件の再建は、仕組みや管理手法だけでは成功しません。 時には現実を直視し、 誰も言いたくないことを伝え、 耳の痛い事実を関係者へ示す必要があります。


崩壊寸前プロジェクトを見分ける9つのチェックポイント


次の項目に3つ以上当てはまる場合、注意が必要です。

✅ 報告が減っている

✅ 課題管理が形骸化している

✅ PMが決めない

✅ 会議ばかり増えている

✅ ベンダー同士が責任論を始めている

✅ 進捗と実態が合わない

✅ 現場が疲弊している

✅ リスクが共有されない

✅ 誰も本当のことを言わない



SBC株式会社が見る最初のポイント

炎上案件の相談を受けた時、私たちは最初にWBSを見るわけではありません。

進捗率を見るわけでもありません。


最初に見るのは、組織が機能しているかです。

報告できるか。決断できるか。改善できるか。


そこが止まっていたら、プロジェクトも止まります。


崩壊寸前プロジェクトを見抜くために


崩壊寸前の案件には必ず前兆があります。

報告が減る。決断が止まる。責任論が増える。会議だけ増える。

進捗が見えなくなる。現場が疲弊する。


問題は起きます。それは当たり前です。

本当に危険なのは、問題が見えなくなることです。


崩壊寸前プロジェクトを見抜くことができれば、

炎上する前に手を打てます。


それがプロジェクト再建の第一歩です。

もし現在のプロジェクトに不安を感じているのであれば、一度危険度診断をご活用ください。


また、軽度の課題についてはPMO講座もご活用いただけます。


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