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プロジェクト再建の進め方|炎上案件を立て直すための実践ステップ

  • 2 日前
  • 読了時間: 7分

プロジェクトがうまくいかない。納期が見えない。品質問題が増えている。

そんな状況になった時、多くの組織は人を増やしたり、会議を増やしたりします。

しかし残念ながら、それだけで再建できた案件を私は見たことがありません。

プロジェクト再建には順番があります。


今回は、実際に炎上案件や崩壊寸前案件を再建する際に行っている進め方についてお話しします。


プロジェクト再建とは


プロジェクト再建とは、遅れたスケジュールを取り戻すことではありません。

残業を増やすことでもありません。人を増やすことでもありません。


本質は、プロジェクトが正常に機能しなくなった原因を特定し、再び機能する状態へ戻すことです。


プロジェクト再建で最初にやること


多くの人は「どう立て直すか」を考えます。しかし最初にやるべきことは違います。

現状把握です。まず確認します。


  • WBS

  • 課題管理表

  • リスク管理表

  • ベンダー体制

  • 意思決定ルート

この段階で、問題そのものよりも、組織が正常に機能しているかを確認します。


▶ 誰も本当のことを言わない案件  9/12公開

誰も本当のことを言わない案件。 問題は見えている。 リスクも見えている。 でも誰も言わない。

▶ 炎上案件には前兆がある

問題は発生します。 それは当たり前です。 本当に危険なのは、 問題そのものではありません。


▶ 再生請負人の流儀#2 炎上案件は突然起きない

納期遅延や品質問題は、ある日突然発生したように見えます。しかし実際には、その前から必ず何らかのサインが現れています。


プロジェクト再建の進め方①現状把握


炎上案件では、何が問題なのか分からなくなっていることが少なくありません。

そのため最初に行うのは、原因の洗い出しです。

例えば、

  • 進捗と実態が一致しているか

  • リスクは共有されているか

  • 誰が意思決定するのか

  • ベンダー間の責任分界は明確か

を確認します。

再建のスタートは、問題解決ではなく、問題の可視化です。


▶ 問題ではなく原因を見ろ

本当に見るべきなのは問題ではありません。 原因です。

▶ 問題が分かっていても解決できない会社

問題が見えていないから失敗する。 そう考えている人は少なくありません。

プロジェクト再建の進め方②鎮火


原因が見えたら、次は鎮火です。

ここで重要なのは、すべてを改善しようとしないことです。


優先順位を決めます。まずは、

  • プロジェクトを止めない

  • 品質低下を止める

  • 納期影響を最小化する

ことに集中します。


私はこれを「鎮火」と呼んでいます。


▶ 炎上案件に魔法はない

原因を見つける。 対策を決める。 実行する。 ただ、それだけです。


▶ 原因が分かれば鎮火できる

原因が分かっている。 それなのに改善しない会社があります。 問題は知識不足ではありません。 実行です。


▶ 再生請負人の流儀#6 2週間で鎮火する方法

炎上案件に入ると、「どうやって立て直すのですか?」 と聞かれることがあります。 特別な手法や魔法があるわけではありません。


プロジェクト再建の進め方③ 健全化


炎上案件は、火を消しただけでは終わりません。

多くの失敗案件は、鎮火した後に再発します。


なぜなら、原因が残っているからです。そこで行うのが健全化です。

例えば、

  • 意思決定ルートの明確化

  • 課題管理の定着

  • ベンダー管理の改善

  • 役割と責任の整理

を行います。

▶ 鎮火は応急処置

鎮火は応急処置。 健全化は体質改善。 火を消すことはできます。

▶ 二度と燃えない状態を作る

誰が決めるのか。 誰が責任を持つのか。 誰が報告するのか。ルールを明確にする。


▶ 鎮火後2週間で健全化

炎上案件を鎮火できたからといって、再生できたわけではありません。 本当の勝負は、その後にあります。

プロジェクト再建の進め方④自走化


私が考える再建のゴールは、鎮火でも健全化でもありません。

本当のゴールは、自走できる組織を作ることです。

支援者がいなければ回らない。改善できない。決断できない。

それは再建ではありません。依存です。

組織が、

  • 問題を発見する

  • 原因を考える

  • 改善する

を自ら回せる状態になって初めて再建は完了します。


▶ 私が必要なくなれば成功

再建のゴールは何ですか。そう聞かれることがあります。私の答えはシンプルです。私が必要なくなることです。

▶ 私がいなくても回る組織

私が必要なくなった時、再建は完了します。再生請負人にとって最高の成果は、必要とされ続けることではありません。


▶ 再生請負人がいなくても回る組織

プロジェクト再建の目的は、 私たちが居続けることではありません。

プロジェクト再建でよくある誤解


人を増やせば解決する

根本原因が残ったまま人を増やすと混乱します。


会議を増やせば解決する

決断しない会議は問題を増やします。


PMOを入れれば解決する

PMOは魔法使いではありません。


遅延理由を説明すれば解決する

必要なのは説明ではなく改善です。


▶ PMOは魔法使いではない

PMOを導入しただけでは、プロジェクトは成功しません。


▶ PMOを入れても崩れる会社

PMOを入れれば成功する。 本当にそうでしょうか。


▶ PMOを入れても失敗する会社

プロジェクトに支援体制を導入したからといって、 成功するとは限りません。

プロジェクト再建で最も重要なこと


再建に魔法はありません。原因を見つける。対策を決める。

実行する。改善する。それだけです。

しかし、その積み重ねによって、プロジェクトは確実に再建できます。


SBC株式会社のプロジェクト再建


私たちは工数を売っている会社ではありません。会議を売っている会社でもありません。

PMOを売っている会社でもありません。


私たちが支援しているのは、プロジェクト再建です。

崩壊しかけたプロジェクトを鎮火し、組織を健全化し、自走できる状態へ導く。それが私たちの仕事です。


まとめ


プロジェクト再建には順番があります。

✅ 現状把握

✅ 鎮火

✅ 健全化

✅ 自走化


多くの組織は鎮火で終わります。しかし本当の再建は、自走化まで到達して初めて完了します。

そして再建のゴールは、支援者が必要なくなることです。


それが私たちの考えるプロジェクト再建の進め方です。

もし現在のプロジェクトに不安を感じているのであれば、一度危険度診断をご活用ください。


また、軽度の課題についてはPMO講座もご活用いただけます。


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