プロジェクト再建の進め方|炎上案件を立て直すための実践ステップ
- 2 日前
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プロジェクトがうまくいかない。納期が見えない。品質問題が増えている。
そんな状況になった時、多くの組織は人を増やしたり、会議を増やしたりします。
しかし残念ながら、それだけで再建できた案件を私は見たことがありません。
プロジェクト再建には順番があります。
今回は、実際に炎上案件や崩壊寸前案件を再建する際に行っている進め方についてお話しします。
プロジェクト再建とは
プロジェクト再建とは、遅れたスケジュールを取り戻すことではありません。
残業を増やすことでもありません。人を増やすことでもありません。
本質は、プロジェクトが正常に機能しなくなった原因を特定し、再び機能する状態へ戻すことです。
プロジェクト再建で最初にやること
多くの人は「どう立て直すか」を考えます。しかし最初にやるべきことは違います。
現状把握です。まず確認します。
WBS
課題管理表
リスク管理表
ベンダー体制
意思決定ルート
この段階で、問題そのものよりも、組織が正常に機能しているかを確認します。
▶ 誰も本当のことを言わない案件 9/12公開
▶ 炎上案件には前兆がある
▶ 再生請負人の流儀#2 炎上案件は突然起きない
プロジェクト再建の進め方①現状把握
炎上案件では、何が問題なのか分からなくなっていることが少なくありません。
そのため最初に行うのは、原因の洗い出しです。
例えば、
進捗と実態が一致しているか
リスクは共有されているか
誰が意思決定するのか
ベンダー間の責任分界は明確か
を確認します。
再建のスタートは、問題解決ではなく、問題の可視化です。
▶ 問題ではなく原因を見ろ
▶ 問題が分かっていても解決できない会社
プロジェクト再建の進め方②鎮火
原因が見えたら、次は鎮火です。
ここで重要なのは、すべてを改善しようとしないことです。
優先順位を決めます。まずは、
プロジェクトを止めない
品質低下を止める
納期影響を最小化する
ことに集中します。
私はこれを「鎮火」と呼んでいます。
▶ 炎上案件に魔法はない
▶ 原因が分かれば鎮火できる
▶ 再生請負人の流儀#6 2週間で鎮火する方法
プロジェクト再建の進め方③ 健全化
炎上案件は、火を消しただけでは終わりません。
多くの失敗案件は、鎮火した後に再発します。
なぜなら、原因が残っているからです。そこで行うのが健全化です。
例えば、
意思決定ルートの明確化
課題管理の定着
ベンダー管理の改善
役割と責任の整理
を行います。
▶ 鎮火は応急処置
▶ 二度と燃えない状態を作る
▶ 鎮火後2週間で健全化
プロジェクト再建の進め方④自走化
私が考える再建のゴールは、鎮火でも健全化でもありません。
本当のゴールは、自走できる組織を作ることです。
支援者がいなければ回らない。改善できない。決断できない。
それは再建ではありません。依存です。
組織が、
問題を発見する
原因を考える
改善する
を自ら回せる状態になって初めて再建は完了します。
▶ 私が必要なくなれば成功
▶ 私がいなくても回る組織
▶ 再生請負人がいなくても回る組織
プロジェクト再建でよくある誤解
人を増やせば解決する
根本原因が残ったまま人を増やすと混乱します。
会議を増やせば解決する
決断しない会議は問題を増やします。
PMOを入れれば解決する
PMOは魔法使いではありません。
遅延理由を説明すれば解決する
必要なのは説明ではなく改善です。
▶ PMOは魔法使いではない
▶ PMOを入れても崩れる会社
▶ PMOを入れても失敗する会社
プロジェクト再建で最も重要なこと
再建に魔法はありません。原因を見つける。対策を決める。
実行する。改善する。それだけです。
しかし、その積み重ねによって、プロジェクトは確実に再建できます。
SBC株式会社のプロジェクト再建
私たちは工数を売っている会社ではありません。会議を売っている会社でもありません。
PMOを売っている会社でもありません。
私たちが支援しているのは、プロジェクト再建です。
崩壊しかけたプロジェクトを鎮火し、組織を健全化し、自走できる状態へ導く。それが私たちの仕事です。
まとめ
プロジェクト再建には順番があります。
✅ 現状把握
✅ 鎮火
✅ 健全化
✅ 自走化
多くの組織は鎮火で終わります。しかし本当の再建は、自走化まで到達して初めて完了します。
そして再建のゴールは、支援者が必要なくなることです。
それが私たちの考えるプロジェクト再建の進め方です。
もし現在のプロジェクトに不安を感じているのであれば、一度危険度診断をご活用ください。
また、軽度の課題についてはPMO講座もご活用いただけます。
▶ PMO講座
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