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再生請負人とは|崩壊しかけたプロジェクトと組織を再生する仕事

  • 2 日前
  • 読了時間: 7分

更新日:2 日前

「再生請負人とは何ですか。」よく聞かれます。私は普段、PMOとしてプロジェクト支援を行っています。 しかし、私たちが関わる案件の中には、単なる進捗管理や課題管理だけでは解決できない案件があります。

  • 納期が見えない

  • 品質が安定しない

  • ベンダー同士が対立している

  • 誰も決断できない

  • 現場が疲弊している

そんな崩壊寸前の案件です。

そのような現場で、プロジェクトを立て直し、

組織を健全化し、自走できる状態へ導く。

その役割を私は「再生請負人」と呼んでいます。

再生請負人の仕事


再生請負人のもとには、様々な相談が寄せられます。

  • 納期が見えない

  • 品質が安定しない

  • ベンダー同士が対立している

  • 誰も決断できない

  • 現場が疲弊している

その時、私が最初に見るのは進捗率ではありません。管理表でもありません。

私が見るのは、組織が機能しているかです。

報告できるか。決断できるか。改善できるか。

そこが止まっていたら、プロジェクトも止まっています。

炎上案件は突然起きない


「突然炎上しました。」多くの案件で聞く言葉です。

しかし私は、本当に突然炎上した案件を見たことがありません。


必ず前兆があります。

  • 報告が減る

  • 会議が増える

  • 本音が出なくなる

  • リスク共有が止まる

  • 決断が遅くなる

問題は起きます。


それは当たり前です。本当に危険なのは、問題が見えなくなることです。


▶ 炎上案件は突然起きない

私がこれまで見てきた案件では、 本当に突然炎上した案件はありませんでした。 必ず前兆があります。


▶ 炎上案件には前兆がある

問題は発生します。 それは当たり前です。 本当に危険なのは、 問題そのものではありません。


▶ 再生請負人の流儀#2 炎上案件は突然起きない

納期遅延や品質問題は、 ある日突然発生したように見えます。 しかし実際には、 その前から必ず何らかのサインが現れています。


問題ではなく原因を見る


多くの組織は、発生した問題へ対策します。

納期遅延。品質問題。レビュー不足。


しかし、それでは再発します。原因が残っているからです。

再生請負人が見るのは、問題ではありません。原因です。


なぜ起きたのか。なぜ繰り返すのか。なぜ改善しないのか。

原因が変わらない限り、問題は形を変えて戻ってきます。


▶ 問題ではなく原因を見ろ

なぜ遅れているのか。 なぜ品質が悪いのか。 なぜ同じ問題が繰り返されるのか。

▶ 会議を増やしても解決しない

レビューを増やしても解決しない。 管理表を増やしても解決しない。 本当に見るべきなのは問題ではありません。 原因です。


▶ 問題が分かっていても解決できない会社

問題が見えていないから失敗する。 そう考えている人は少なくありません。


PMOは魔法使いではない


PMOを入れれば改善する。そう思われることがあります。

しかし違います。


PMOは問題を見える化できます。リスクを整理できます。意思決定を支援できます。

しかし、決断するのは組織です。行動するのは現場です。


だから私はよく言います。PMOは魔法使いではありません。


▶ PMOは魔法使いではない

PMOを導入しただけでは、プロジェクトは成功しません。


▶ PMOを入れても崩れる会社

PMOを入れれば成功する。 本当にそうでしょうか。 PMOを入れた。 仕組みも作った。


▶ PMOを入れても失敗する会社

納期遅延が改善しない。品質問題がなくならない。現場の疲弊が続いている。そんな案件は少なくありません。

責任者が決断できない会社


炎上案件では、責任者が決断できない状態によく遭遇します。

しかし、責任者だけが悪いわけではありません。


  • 情報が整理されていない

  • リスクが見えない

  • 判断材料が不足している

  • 意見がまとまっていない


そんな状態では、誰でも決断できません。プロジェクトを止めるのは問題ではありません。

決断できない状態です。

▶ PMが決めない案件

「検討します」 「確認します」 「持ち帰ります」 その言葉が増えた時、 プロジェクトは止まり始めます。

▶ 決断できない組織は炎上する

炎上案件の多くは、 問題が多いから炎上するのではありません。 決断できないから炎上するのです。


▶ 責任者が決断できない会社

炎上案件を見ると、責任者が決断できない場面によく出会います。しかし、それは責任者に能力がないからではありません。


再建は孤独な仕事


再建現場では歓迎されるとは限りません。問題を指摘する。改善を求める。責任を明確にする。

その結果、反発されることもあります。しかし、空気を守ってもプロジェクトは守れません。


必要なのは、

  • 事実

  • 原因

  • 対策

  • 実行

です。だから私は、再建は孤独な仕事だと思っています。


▶ 正論を言ったら契約終了になった話  9/15公開

「このままでは失敗します」 そう伝えたことがあります。

▶ 好かれるためにやっているのではない

全員に好かれながら、 炎上案件を再建することはできません。


▶ 再建は孤独な仕事

炎上案件の再建は、仕組みや管理手法だけでは成功しません。 時には現実を直視し、 誰も言いたくないことを伝え、 耳の痛い事実を関係者へ示す必要があります。

再生請負人の最終ゴール


「再建のゴールは何ですか。」私の答えはシンプルです。私が必要なくなることです。

支援者がいなければ回らない。改善できない。決断できない。


それは再建ではありません。依存です。

本当の再建とは、組織が自ら問題を発見し、改善し続けられる状態になることです。


▶ 私が必要なくなれば成功

再建のゴールは何ですか。そう聞かれることがあります。私の答えはシンプルです。私が必要なくなることです。

▶ 私がいなくても回る組織

私が必要なくなった時、 再建は完了します。 再生請負人にとって最高の成果は、 必要とされ続けることではありません。


▶ 再生請負人がいなくても回る組織

プロジェクト再建の目的は、 私たちが居続けることではありません。 私たちがいなくても、組織が自ら問題を発見し、 自ら意思決定し、自ら改善できる状態を作ることです。

SBC株式会社が考える再生請負人


私たちは工数を売っている会社ではありません。会議を売っている会社でもありません。

PMOを売っている会社でもありません。


私たちが支援しているのは、プロジェクト再建です。


崩壊しかけたプロジェクトを鎮火する。組織を健全化する。再発を防止する。

そして、自走する組織へ導く。それが再生請負人の仕事です。


まとめ


再生請負人とは、プロジェクトを管理する人ではありません。

崩壊しかけたプロジェクトと組織を再生する人です。


炎上案件は突然起きません。再建に魔法もありません。

原因を見つける。改善する。繰り返す。ただそれだけです。


そして最終ゴールは、私が必要なくなることです。

それが再生請負人であり、私たちが目指している姿です。


もし現在のプロジェクトに不安を感じているのであれば、一度危険度診断をご活用ください。


また、軽度の課題についてはPMO講座もご活用いただけます。


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